アトピーの子どもの通園

『子どものアトピーについて、親はもう医者に連れて行ったり、薬を塗ったりするのはやめよう、と決めているんですが、保母さんから『どうして病院へ連れて行って治療を受けさせないのですか?これは虐待ですよ。愛情不足です』と言われて悩んでいます』

うーん。困りましたね。

あのね、その保母さんがどういうつもりでそんな風に言ったのかわかりませんが、一言で言うなら「大きなお世話」ですよ。その子の人生に、何の責任も持てない人の発言ですから、無視してよいと思います。

お母さんやお父さんが、医者に診せたり薬を付けたりしないでいこう、と判断したんですから、それでいいでしょう。

医者に診せたり、薬を付けたりする事だけが治療ではないんですが、それしか方法がないと思いこんでいる人に、そうではないことを伝えたり、理解してもらおうとしたりすることには、ものすごくエネルギーが必要だし、徒労に終わることも少なくありません。

虐待だとか、愛情不足だとか、この場合にはそうではないことがわかっているから、安心して簡単にそんな風に言うんでしょうが、プロとしてあるまじき発言だと思いますよ。

だいたい、「愛情不足ですよ」と指摘されて「そんなことない!」と胸を張れる親なんかいるでしょうか?もしいたら、そっちの方が危険な気がします。愛情不足と言われて、グサッと傷つかない親なんていないでしょう?

ほったらかしにしているのではなく、ちゃんと気持ちをかけて、手もかけていることが伝わるといいんですが‥‥残念ながら、そんな鈍い保母さんには、伝わらないと思った方がいいです。

もし、園長先生なり、主任保母さんなりが理解のある人なら、機会を作って話してみるといいですよ。何かのきっかけになるかも知れませんから。

もし今度、そんなことを言われたら、ブチ切れて保育園の廊下で大泣きして大暴れしてやってもいいです。何かのきっかけになるかも知れませんから。

ひとりで抱え込まないで、いつも、誰かに話しましょうね〜!