遊び食べ
『やっと自分で少しずつ食べられるようになりましたが、遊び食べをするので困っています。食事のたびに、掃除するのが大変です』
赤ちゃんを卒業して、あーんして食べさせてもらうようになって、手づかみで食べるようになって、それからいよいよ自分でスプーン持って食べるようになると、激しく遊び食べ。
もちろん、食べることも、小さい子どもにとっては、毎日の楽しい遊びのひとつなわけで。
食べるのに飽きると、テーブルの上にうどんを並べて、つゆもかけて、両手で握って、開いて、ぐっちゃぐっちゃぐっちゃ。
テーブルがいっぱいになったら、うどんを一本ずつテーブルの下に落として、お茶のコップをつかもうとして、ジャバーって。
もうね、最初っからテーブルの下に、防水シート敷いちゃう。なんならその上に新聞紙も敷いちゃう。
それでも、あまりにも散らかるし、手で持って投げたりするようになっちゃたから、少しでもストレスを軽減するために、器に盛る量を少なくしてみました。もうホントに、少な〜く。
被害が減ったので、気をよくして、もっと少な〜くしてみたら‥‥
全部食べたじゃん!
なんだ〜、そういうことだったのか〜。量が多過ぎたんだね〜、なんだ〜、早く言ってよ〜。
それ以来、遊び食べはほぼなくなり、テーブル下にシートと新聞紙を敷く儀式も、いつの間にかうやむやに。
小さい手には、小さい器で、量は、ちょっぴり。
もっと食べたかったら、おかわりすればいいんだもん。
ちゃんとお腹が空いてることも肝心だから、よく遊んでお腹を空かせておいて、親子でガッツ喰い。