あいさつができません

『もうすぐ5歳の女の子です。幼稚園に通っています。朝、私が一緒に登園するんですが、玄関で先生が出迎えてくれて、『◯◯ちゃん、おはよう〜!』と言ってくれるのに、未だかつて一度もあいさつが出来たことがありません。最初のうちは私も気にして、そのたびに『◯◯ちゃんもおはようは?』なんて言ってましたが、頑固にあいさつしないので、最近はもう先生も私も苦笑モードです。もうそろそろ、あいさつが出来るようになって欲しいんですが、何かいい作戦はありませんか?』

ハハハ。いますよね、そういう子。本人には、何か理由があるんでしょうけどね〜。

つまり、あいさつしない方が都合が良い、何かがあるはずですね。

うーん、どんなわけであいさつしない方が都合がいいんでしょう?「おはよう〜!」「おはよう〜!」だと、サラッとし過ぎて気に入らないのかも知れないですね?「◯◯ちゃんも、おはようは?」「んもぅー」「ホホホ」「ちゃんとおはようしてよー」なんて言ってもらえるのがウレシイのかな?他の子と違う扱い、ということで。つまり、これも注意の集中の要求かもしれませんね。

そうじゃないとしたら、あいさつをする、ということが理解できなくて、あいさつが出来ないのかもしれません。

うちの子どもで、なかなかあいさつが出来ない子どもがいました。3歳のとき、きょうだい達とあいさつの話題になり、「◯◯ちゃんみたいにかわいい子どもがあいさつしてくれると、おじさんも、おばさんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、みーんなうれしくてニコニコしちゃうんだよ〜」という話をしました。

翌朝、登園の途中で、いつもの工場のおじさんを見つけて、遠くから大きな声で「おはようございます!」と言いました。そのおじさんは、子ども好きな方で「おっ!いいあいさつだなぁ〜!おはよう!!」と言って、倍にして返してくれました。

それからというもの、あいさつが趣味なった彼は、小学校に入学して、学年から1人選ばれる「あいさつ賞」をもらいました。

いちど、「◯◯ちゃんみたいにかわいい子に『おはよう』って言ってもらえると、みーんな喜ぶんだよ〜」とお話ししてみるのもいいかもしれませんよ〜。