本当に電力不足になるのか

夏を迎えると電力不足必至だから計画停電を実施するとかしないとか、とうとう電力不足に備えて大飯原発を再稼働させてしまいましたが、これを見てください。

中日新聞

これは今年の7月が終わった時点での、関西電力管内の電力受給収支です。(中日新聞 2012/08/01)

関西電力は大飯原発を再稼働させましたが、じつはその直後にそれまで動かしていた火力発電所を停めています。

ということは、じっしつ、原発を再稼働しなくても、この夏の猛暑は乗り切れたようですね。

原発を停止させて電力不足が続くと、産業や経済がダメになる、という人もいます。

本当にそうでしょうか?


経済や産業がダメになるとはかぎらない

日本が、国策として推進してきた原発ですが、この際ですから方針を急転換していわゆる自然エネルギー、再生可能エネルギー一辺倒を目指す。

当面は火力発電でしのぎながら、自然エネルギー・再生可能エネルギー技術の実用化に注力する。

そして、将来的には自然エネルギー・再生可能エネルギーの分野で実用化した画期的な技術を世界に向かって提案し、輸出することが出来るようになれば、技術立国日本の面目躍如じゃないでしょうか。

というか、そうならなければ、技術立国の名折れというものでしょう。


原発は未熟な技術だった

原発に限らず、機械は故障することがあるのはあたりまえ。操作するのは人間だから間違えることもあるのはあたりまえ。故障したり、間違えたりしたときに、周辺に人が住めなくなるような発電技術では、そもそも実用化したと言えるでしょうか。

そんな危なっかしい原発が作ってくれた電気を使って、何の危機感も持たずに暮らしてきた私たちにも責任はあるでしょう。

でも、福島であれほどのことがあったのに、何もなかったように、それ以前と同じというのではあまりにも不自然ですよね。

福島から避難しているお母さんたちは、原発はもうやめよう、と思っているでしょう。

身近に原発があって不安を抱えて生活しているお母さんたちは、一度は全停止した原発を、そのまま廃炉にして欲しいと思っているでしょう。

身近に原発がなくても、たとえば首都圏に住む人たちが、原発をやめようと言ってくれることは励ましになります。

女の人たちが、本気で原発もうやめよう、と思えば、きっとやめられると思っています。人間の半分は女ですからね!

原発、今やめないでいつやめるんですか?