離乳食をあまり食べてくれません

『娘は10ヶ月になりました。最近、離乳食をあまり食べてくれません。食べるときもあります。本人次第で、あまり頑張らなくてもいいでしょうか。もしかすると、私の料理があまりおいしくないでしょうか。』

10ヶ月ぐらいだと、むら食いは当たり前ですよ〜。まだまだ、食べたり食べなかったりするでしょうし、体調が悪いと母乳だけ、とか、ミルクだけに逆戻りすることもあります。

もちろん、本人次第で、あまり頑張らなくてもいいですよー。

おとなは、決まった時間に三食きちっと、とか思ってしまうけれど、「お腹が空いたら食べる」「食べたくなったら食べる」のが正しい本来の食べ方です。おとなが、お腹が空いてなくても、またはあんまり食べたくなくても、時間になったら食べるのは、「お腹が空いて、食べたくなったら食べる」のでは、いろいろと不都合があるので、長年にわたって訓練してきたたまものです。身体にとっては、あんまりありがたくないはずですね。

小さい子たちは、お腹が空いているかどうか、食べたいかどうか、という自分の感覚に正直なので、食べたり食べなかったりするのは当たり前で、正しいんですよ〜。

ただ、食べられるものの種類や、調理法、味付けは、成長に従ってどんどん変わっていくから、様子を見て離乳食を進化させてくださいね。この時期に、なるべくいろんなものを食べさせて、「おいしい!!」って感動する体験を積ませてあげることが、その子の一生の食べる幸せを作ります。「おいしい!!」と感動するためには、先に「食べたい!!」という欲求がないと無理でしょう?だから、「食べたい!!」状態を作ってあげるのが大事ですよ〜。

まだ、ゴハンを食べ始めたばっかりで、初心者なんですから、焦らずに、ゆっくり行きましょう。

とくべつに離乳食を作らなくても、おとなが食べるものから、食べられそうなものを選んで、つぶしたり、のばしたりしてあげると簡単ですよ。そうすると、おとなも健全な食事をするようになって一石二鳥だったりします。

いのちを支えるスープの辰巳芳子さんが、「食すことは、命への畏敬、食べ物を用意するとは、いのちへの祝福」だとおっしゃってました。食べものを用意することは、命への祝福だったんだ〜!と感動しました。用意することに限らず、自分が美味しいものを食べたい、これだって、自分が生きていることを祝福することだと思うようになりました。

食べるって、楽しいよね。それがわかるようになるための、大事な時期ですから、食べてくれない、と悲しくなったりイライラしたりするんじゃなくて、おいしく楽しく食べられるように工夫をしてあげましょうね〜!!

順調な成長、おめでとうございます。